1995年製のMARIN Redwoodsを、街乗りや自転車通勤で使いやすいように少しずつカスタムしてきました。
現在はSURLY Stragglerがメインの通勤車ですが、それでも気分によって乗りたくなるのがこのRedwoodsです。
細身のクロモリフレームにシルバーのパーツ、フロントラック、アルバスタッシュバー。
速さを求める自転車ではありませんが、ゆっくり走ることが楽しくなる一台になりました。
この記事では、現在の仕様をBIKE CHECK Ver.1.0として記録します。
この記事でわかること
- 1995年製 MARIN Redwoodsの現在の仕様
- 街乗り・自転車通勤仕様にした理由
- 実際に通勤で使って感じたメリット・デメリット
- 今後予定しているカスタム
BIKE CHECKについて
このブログのBIKE CHECKでは、自転車をその時点の仕様ごとに記録しています。
タイヤやハンドル、バッグなどを交換すると、自転車の乗り味は大きく変わります。
そこで、大きな仕様変更を行ったタイミングでバージョンを更新し、その時点の構成を残していくことにしました。
各パーツの詳しいレビューは個別の記事で紹介し、このBIKE CHECKでは「その時点の完成形」をまとめています。
MARIN Redwoods Ver.1.0

このRedwoodsは中古で約5万円で手に入れました。
購入時はフラットハンドルやブレーキ、ステム、ホイールなどが付いた完成車に近い状態でしたが、自分が目指していた仕様とは少し違っており、パーツも古くなっていたので、不要なパーツは売却し、必要なものだけを少しずつ集めながら現在の形へ組み替えています。
Redwoodsは1995年当時、クロスバイクとして販売されていたモデルです。
現在ではOLD MTBやATBのカスタムベースとして紹介されることも多く、細身のクロモリフレームを生かしたクラシックなカスタムを楽しんでいる人も見かけます。
自分もそんな雰囲気に惹かれ、Rivendellをイメージしながら組み上げてきました。
現在は休日のサイクリングだけでなく、片道約25kmの自転車通勤や近所への買い物などでも使用しています。
Bike Spec

| パーツ | 構成 |
|---|---|
| フレーム | 1995 MARIN Redwoods(17インチ) |
| フレーム素材 | TANGE Custom Tube Set Ultra Light Triple Butted Cr-Mo |
| フォーク | クロモリフォーク |
| ヘッドセット | MARIN純正 |
| ハンドル | NITTO Albatross Bar RM-017 |
| ステム | NITTO NTC-225 60mm |
| シフター | SHIMANO SL-BS77 バーエンドシフター |
| ブレーキレバー | SHIMANO BL-R400 |
| ブレーキ | TEKTRO RX1 Mini-V |
| クランク | Sugino XD2 |
| チェーンリング | TIOGA 46T + SHIMANO 34T |
| フロントディレイラー | SHIMANO FD-M313 |
| リアディレイラー | SHIMANO Deore DX RD-M650 |
| スプロケット | SHIMANO HG400 11-28T |
| リム | ARAYA TX-350 |
| フロントハブ | SHIMANO STX-RC HB-MC33 |
| リアハブ | SHIMANO FH-TX500 |
| タイヤ | Continental Gatorskin 700×32C |
| サドル | NOGUCHI VL-4333 |
| ペダル | MKS RMX |
| フロントラック | Pelago Front Rack |
| バスケット | ニトリ ワイヤーバスケット |
この仕様にした理由

このRedwoodsで目指したのは、速さではありません。
休日にゆっくり走ったり、街を散策したり、気分転換に少し遠回りしたくなるような自転車です。
一番こだわったのは、Rivendellのようなクラシックな雰囲気。
NITTOのアルバスタッシュバーにバーエンドシフターを組み合わせ、シルバーのパーツで統一しました。
見た目だけでなく、「長く乗り続けたい」と思えることも、この自転車では大切にしています。
また、自転車通勤ではリュックを背負いたくないため、Pelagoのフロントラックにニトリのワイヤーバスケットを組み合わせました。
見た目はシンプルですが、財布や着替え、買い物袋などを気軽に載せられる実用性も気に入っています。
タイヤはContinental Gatorskinの700×32C。
28Cよりも快適で、35Cほど重たく感じない。
街乗りと通勤の両方を考えると、この太さがちょうどいいバランスだと感じています。

気に入っているところ
とにかく見た目が好き

この自転車で一番気に入っているのは、やはり見た目です。
細身のクロモリフレームにシルバーのパーツ、アルバスタッシュバー、コットンバーテープ、フロントラック。
最新のグラベルロードやロードバイクとはまったく違う、どこかクラシックな雰囲気があります。
性能だけで選ぶならもっと軽くて速い自転車はいくらでもあります。
それでも、このRedwoodsはガレージに置いてあるだけで眺めたくなる一台です。
通勤前に自転車を見て、「今日はこれで走りたい」と思えることも、自分にとっては性能と同じくらい大切なポイントです。
30年前のフレームとは思えない

Redwoodsは約30年前のフレームですが、古さを感じることはほとんどありません。
むしろ最近では、細身のクロモリフレームやクラシックなスタイルが新鮮に見えるようになりました。
街中でもほとんど同じ自転車を見かけることはなく、気が付くと自然と目を引く存在になっています。
Old MTBやATBのカスタムが人気なのも、この雰囲気に惹かれる人が多いからなのかもしれません。
荷物を積んで走る姿がよく似合う
Pelagoのフロントラックとニトリのワイヤーバスケットは、実用性だけでなく見た目も気に入っています。
通勤では着替えや財布、水筒などを載せていますが、休日は買い物袋やカメラを入れて出かけることもあります。
ロードバイクでは「荷物を積まない方が格好いい」と思うこともありますが、このRedwoodsは荷物を積んで完成するような雰囲気があります。
買い物へ行くだけでも乗りたくなる
現在はStragglerとRedwoodsを気分によって乗り分けています。
往復約50kmの自転車通勤ではStragglerを選ぶことが多いですが、近所への買い物や休日の街乗りではRedwoodsの出番が増えます。
特に目的地が決まっていない日ほど、この自転車でのんびり走りたくなります。
速く目的地へ向かうより、少し遠回りを楽しみたくなる。
そんな気持ちにさせてくれる自転車です。
実際に通勤で使ってみると
現在はSURLY StragglerとMARIN Redwoodsを気分によって乗り分けています。
どちらも片道約25km、往復約50kmの同じ通勤ルートで走行しています。
通勤ログを比較すると、RedwoodsはStragglerより約6分ほど時間がかかるという結果になりました。
一方で、平均心拍数には大きな差はありませんでした。
つまり、Redwoodsでも極端に負荷が高くなるわけではありませんが、同じくらいの力で走るとStragglerの方が速く走れる傾向があります。
もちろん、風向きや気温、信号、体調など毎回条件は違うため、自転車だけが原因とは言えません。
それでも複数回の通勤データでは、同じような傾向が続いています。
なぜ約6分の差が出るのか
これはあくまで自分の仮説ですが、大きく2つ理由があると考えています。
バーエンドシフターで変速回数が減る
一番大きいと感じているのが、バーエンドシフターです。
StragglerではSTIレバーを使っているため、速度や勾配に合わせて自然と細かく変速しています。
一方、Redwoodsではバーエンドシフターを使用しているため、変速するたびにハンドルから手を離す必要があります。
そのため、多少ギアが合っていなくても「このままでいいか」と思う場面が増え、Stragglerに乗っているときほど細かく変速しなくなりました。
結果として、重めのギアを踏み続けたり、軽めのギアを回し続けたりすることが多くなったように感じています。
このことが平均速度だけでなく、右膝への負担にも影響しているのではないかと考えています。
アップライトなライディングポジション
もう一つは乗車姿勢です。
アルバスタッシュバーはとても快適ですが、Stragglerよりも上体が起きるため、空気抵抗は大きくなります。
特に信号の少ない平坦区間では、Stragglerより巡航速度を維持するために少し力が必要だと感じています。
どちらか一つが大きな原因というよりも、
- バーエンドシフターによる変速回数の減少
- アップライトなライディングポジション
この2つが合わさることで、約6分という差になって表れているのではないかと考えています。
気になっているところ
もちろん、気に入っている点ばかりではありません。
実際に通勤で使っているからこそ気付いたこともあります。
手放し走行はあまり得意ではない
現在はPelagoのフロントラックのみを装着していますが、大きくハンドルを取られるようなことはありません。
ただ、Stragglerと比べると細かなハンドル操作が必要になる場面は多く感じます。
特に手放し走行では違いが大きく、Stragglerでは比較的安定していても、Redwoodsでは少し不安定に感じます。
フレームジオメトリーやフォークオフセットなど、さまざまな要素が影響していると思いますが、このあたりもOld MTBらしい乗り味なのかもしれません。
コットンバーテープは真夏の通勤では滑りやすい
現在はコットンバーテープにシェラックニスを塗って使用しています。
見た目はとても気に入っています。
使い込むほど味が出て、クラシックな雰囲気にもよく合います。
一方で、真夏の沖縄を約25km通勤すると大量の汗をかきます。
その状態では、どうしても少し滑りやすく感じます。
休日のサイクリングでは気になりませんが、通勤用途だけを考えると、もう少しグリップ力のあるバーテープの方が快適かもしれません。
Mini-Vブレーキはホイール脱着が少し面倒

ブレーキはTEKTROのMini-Vを使用しています。
制動力には特に不満はありませんが、ロード用ブレーキレバーとの組み合わせのため、ホイールを外すときは空気を抜くか、ブレーキワイヤーを緩める必要があります。
普段のメンテナンスではそれほど気になりません。
ただ、出先でパンクした場合は少し手間が増えるため、この組み合わせならではのデメリットだと感じています。
StragglerとRedwoods、それぞれの楽しさ

通勤だけを考えるなら、間違いなくStragglerの方が優秀です。
巡航速度は高く、変速もしやすく、長距離を走っても疲れにくい。
データだけを見れば、自転車通勤にはStragglerをおすすめします。
それでも、Redwoodsに乗りたくなる日があります。
今日はゆっくり走りたい。
少し遠回りして帰ろう。
そんな気分の日には、自然とRedwoodsを選んでいます。
数字では表せない「乗っていて楽しい」という感覚は、この自転車の一番大きな魅力かもしれません。
今後やってみたいこと
このRedwoodsは、まだ完成形だとは思っていません。
現在考えているのは、次の3つです。
- ドロップハンドル化
- Straggler用に組む700Cホイールの装着
- Stragglerとの比較検証
特に楽しみにしているのが、現在製作を進めている700Cホイールです。
同じホイールをStragglerとRedwoodsの両方で使用すれば、ホイールの違いではなく、フレームやポジション、ハンドリングの違いをより比較しやすくなると考えています。
通勤データやStravaのログを活用しながら、
- 平均速度
- 平均心拍数
- 巡航のしやすさ
- 疲労感
- ハンドリング
なども比較し、このブログで紹介していく予定です。
Old MTBやATBのカスタムは、一度完成して終わりではありません。
少しずつ手を加えながら、自分の使い方に合わせて育てていくことも、大きな楽しみの一つだと思っています。
まとめ

1995年製のMARIN Redwoodsは、最新のロードバイクやグラベルロードのような速さを持った自転車ではありません。
実際に通勤データを比較すると、SURLY Stragglerの方が平均速度は高く、約25kmの通勤では約6分短い結果になりました。
それでも、このRedwoodsには数字だけでは表せない魅力があります。
細身のクロモリフレームに、少しずつ集めたシルバーのパーツ。
アルバスタッシュバーやフロントラック、コットンバーテープなど、一つひとつのパーツを選びながら、自分好みの一台へ育ててきました。
性能だけを考えれば、もっと効率の良い組み合わせもあると思います。
それでも「今日はRedwoodsで走りたい」と思えることが、この自転車に乗り続けている一番の理由です。
趣味だからこそ、効率だけでは選ばない。
そんな考え方を形にした一台になっています。
この仕様の特徴
- 1995年製MARIN Redwoodsを街乗り・通勤仕様へカスタム
- Rivendellをイメージしたクラシックなスタイル
- NITTOアルバスタッシュバーとバーエンドシフター
- Pelagoフロントラックとニトリ ワイヤーバスケット
- Continental Gatorskin 700×32C
- 休日のサイクリングから片道約25kmの自転車通勤まで対応
現在気になっているところ
- Stragglerより巡航速度は遅い
- バーエンドシフターは変速回数が減りやすい
- アップライトな姿勢は空気抵抗の影響を受けやすい
- コットンバーテープは真夏の通勤では滑りやすい
- Mini-Vブレーキはホイール脱着に少し手間がかかる
今後の予定
このRedwoodsは、まだ完成形ではありません。
現在計画している700Cホイールが完成したら、まずはStragglerへ装着して通勤でテストする予定です。
その後、同じホイールをRedwoodsにも取り付け、フレームやポジションの違いによって走りがどのように変わるのかを比較してみたいと思っています。
また、以前から考えているドロップハンドル化も試してみたいカスタムの一つです。
バーエンドシフターからSTIへ変更することで、変速回数や巡航速度、通勤時の疲労感にどのような違いが出るのかも気になっています。
Old MTBやATBは、一度完成したら終わりではありません。
少しずつパーツを交換し、自分の使い方に合わせて変化させていくことも楽しみの一つです。
これからも街乗りや自転車通勤で乗り込みながら、その変化をこのブログで記録していきます。
