WTB Byway 650×47レビュー|往復50kmの自転車通勤で約2,500km使った感想

SURLY Stragglerに装着したWTB Byway 650×47

SURLY Stragglerで使っているWTB Byway 650×47を、往復約50kmの自転車通勤で約2,500km使いました。

タイヤを購入したのは約7年前ですが、当時はあまり乗る機会がなく、本格的に使い始めたのは約1年前からです。

この記事は、グラベルライドではなく、ほぼ舗装路だけを走る自転車通勤で使ったレビューになります。

結論から書くと、

快適性と見た目は今でもかなり気に入っています。
一方で、片道約25km・往復約50kmの舗装路通勤では、47Cは少し太すぎると感じました。

とはいえ、「転がらないタイヤ」という印象はありません。

センターがスリックに近いトレッドのおかげか、舗装路でも太さのわりによく転がると感じています。

ただ、同じホイールで細いタイヤと長期間比較したわけではないため、「よく転がる」と断言できるほどのデータはありません。

あくまで約2,500km使った、自分自身の感想として読んでもらえればと思います。

SURLY Stragglerに装着したWTB Byway 650×47
現在約2,500km使用しているWTB Byway 650×47。

使用環境

今回のレビューは、次の環境で使用した感想です。

項目内容
タイヤWTB Byway 650×47
車体SURLY Straggler(650B)
使用距離約2,500km
使用期間約1年
空気圧約3.0〜3.3bar
体重約70kg
使用環境ほぼ舗装路
通勤距離片道約25km・往復約50km
雨天走行基本的になし

通勤時は、フロントバッグに着替えや携帯工具などを積んで走っています。

また、グラベルタイヤではありますが、本格的な未舗装路はほとんど走っていません。

そのため、この記事では舗装路での使い勝手を中心にレビューします。


なぜWTB Bywayを選んだのか

約7年前、このタイヤを選んだ理由はシンプルでした。

速さではなく、見た目と乗り心地です。

47Cというボリューム感とスキンサイドは、細身のクロモリフレームであるStragglerによく似合うと思いました。

さらに、センターはスリックに近く、サイドには小さなノブを備えたトレッドパターンなので、

「舗装路でも走れて、たまに未舗装路にも入れそう。」

そんなイメージもありました。

実際に約2,500km使った今でも、見た目についてはかなり気に入っています。

ただ、長距離の舗装路通勤を続ける中で、タイヤに求めるものは少しずつ変わってきました。

そのあたりも含めて、このあと詳しく紹介します。

良かった点

47CとスキンサイドがStragglerによく似合う

まず気に入っているのは、やはり見た目です。

47Cのボリュームとスキンサイドは、SURLY Stragglerの細身のクロモリフレームによく合います。

細いロードタイヤよりも足元にボリュームが出るので、車体全体が安定感のある雰囲気になります。

軽快なロードバイクというより、ツーリングバイクやグラベルバイクらしい見た目です。

少し重たく見えるところはありますが、それも含めてStragglerには合っていると感じています。

SURLY Stragglerに合うWTB Byway 650×47のスキンサイド
47Cのボリュームとスキンサイドは、細身のクロモリフレームによく合います。

細かな振動が少なく、乗り心地がいい

乗り心地は、WTB Byway 650×47の大きな長所です。

MARIN Redwoodに装着しているContinental Gatorskin 32Cと比べると、路面から伝わる細かな振動は明らかに少なく感じます。

ただし、車体もホイールも異なるため、タイヤだけを厳密に比較しているわけではありません。

それでも、47Cの空気量による違いはかなり大きいと思います。

舗装の継ぎ目や少し荒れた路面を通過したときも、衝撃の角が丸くなるような感覚があります。

往復約50kmを走ると、小さな振動の積み重ねも疲労につながります。

その点では、Bywayの快適性に助けられていると感じます。

段差を過度に気にせず走れる

太いタイヤなので、舗装の段差や路面の荒れに対する安心感があります。

もちろん、大きな穴や段差へそのまま突っ込むわけではありません。

それでも、細いタイヤほど路面を神経質に見続けなくていいので、気持ちはかなり楽です。

通勤ルートは全体的に舗装状態が良いものの、継ぎ目や荒れた部分がまったくないわけではありません。

そうした場所でも、タイヤが衝撃をある程度受け止めてくれる感覚があります。

速さだけでなく、気楽に走れることも長距離通勤では大きなメリットです。

舗装路でも太さのわりにはよく転がる

47Cという太さから想像するほど、舗装路で極端に転がりが悪いとは感じません。

センター部分がスリックに近い形状なので、一定の速度まで上がれば普通に走れます。

特に平坦路では、

太いタイヤのわりには、意外と走る

という印象です。

ただし、同じ車体とホイールで別のタイヤを長期間使った経験がないため、転がりの軽さを客観的に比較できているわけではありません。

風向き、体調、荷物、空気圧などの影響も大きいので、Bywayが速いタイヤだと断言するつもりもありません。

少なくとも、

47Cだから舗装路ではまったく走らない

というタイヤではないと思います。

下りやコーナーでも不安を感じない

通勤ルートには、約1.2kmの下り区間があります。

この区間を走っていても、タイヤの安定性に不満を感じたことはありません。

コーナーでも急に不安定になるような感覚はなく、日常的な速度で走る分には十分な安心感があります。

グリップの限界を試すような走り方はしていないため、性能を細かく評価することはできません。

それでも、舗装路中心の自転車通勤で使う範囲では、下りやコーナーで不安を感じる場面はありませんでした。

快適性、見た目、安定感については、今でもかなり満足しています。

気になった点

発進や再加速では重さを感じる

WTB Byway 650×47で一番気になるのは、発進と再加速です。

信号から走り出すときや、速度が落ちたあとにもう一度ペースを上げるときは、軽く前へ出る感覚があまりありません。

通勤ルートには市街地の信号区間があるため、停止と発進を繰り返す場面では、この重さを感じやすいです。

ただし、これはタイヤだけが原因とは言い切れません。

タイヤの重量だけでなく、

  • ホイール
  • 車体
  • フロントバッグの荷物
  • 空気圧

など、複数の要素が影響しています。

それでも、舗装路中心の通勤で軽快さを求めるなら、47Cは少し大きすぎると感じます。

登りでは太さと重量が気になる

登り坂でも、重さを感じます。

通勤ルートには細かなアップダウンがあり、下りで落ちた速度を再び上げる場面があります。

そのたびに、タイヤとホイールを含めた足まわりの重さが気になります。

一定速度で走っているときよりも、速度を上げ直す場面の方が負担を感じやすいです。

そのため、

舗装路でも意外と転がるけれど、発進や登りは軽くない

というのが、自分の中では一番しっくりくる評価です。

平坦での巡航性能は判断しにくい

平坦路では、47Cの太さから想像するほど走らないわけではありません。

ただ、巡航性能については、はっきり評価できていません。

同じ車体とホイールで、別のタイヤを長期間使った経験がないからです。

また、沖縄の通勤では風の影響も大きく、

  • 風向き
  • 風速
  • 気温
  • 体調
  • 荷物

によって速度はかなり変わります。

そのため、今の段階では、

太さのわりには走る印象はあるが、本当に速いかどうかは分からない

という書き方が正確だと思います。

往復50kmの舗装路通勤には少し太すぎる

現在の通勤ルートは、ほぼ舗装路です。

路面状態も全体的には良く、グラベルタイヤの太さやサイドノブを生かす場面はほとんどありません。

その一方で、

  • 発進の重さ
  • 再加速の重さ
  • 登りでの負担

は、片道約25kmを走る中で少しずつ気になってきました。

快適性と安心感は大きなメリットですが、今の使い方では、そのメリットよりも軽快さを優先したくなっています。

短い距離なら気になりにくいと思いますが、舗装路を片道25km走る現在の通勤では、もう少し細く軽いタイヤの方が合っている可能性があります。

今後700CホイールとContinental Grand Prix 5000 32Cへ変更する予定なのも、この重さを実際に比較してみたいからです。

パンクと摩耗

約2,500kmでパンクは1回

パンクしたのは、タイヤを使い始めたばかりの頃に1回だけです。

街乗り中に異物を踏んだことが原因でした。

それ以降、本格的に自転車通勤で使い始めてからは、今のところパンクしていません。

通勤ルートには、ガラス片や小石が気になる区間が約200mあります。

小石はそれほど気にしていませんが、ガラス片は見つけたらなるべく避けるようにしています。

約2,500kmでパンク1回という結果だけを見ると、極端にパンクしやすいタイヤという印象はありません。

ただし、パンクは走行環境や運にも左右されるため、耐パンク性能が特別に高いとまでは判断していません。

リアのセンター部分はかなり減ってきた

現在は、リアタイヤのセンター部分の溝がほとんど見えなくなっています。

フロントタイヤにはまだ溝が残っており、前後で摩耗の差がはっきり出ています。

駆動力と荷重がかかるぶん、リアの方が早く減るのは自然ですが、そろそろ交換時期を考えた方がよさそうです。

サイドノブはまだ残っており、ひび割れも今のところ目立っていません。

ただ、購入から約7年経過しているため、走行距離だけでなくゴムの経年劣化にも注意が必要です。

見た目に大きな異常がなくても、今後は状態をこまめに確認したいと思っています

約2,500km使用したWTB Byway 650×47リアタイヤの摩耗
リアはセンター部分の溝がほとんど見えなくなっています。
約2,500km使用したWTB Byway 650×47フロントタイヤの摩耗
フロントはまだ溝あり

前後ローテーションはしなかった

今回は、前後ローテーションをせずに使い続けました。

そのため、リアだけが先に大きく摩耗しています。

もっと早い段階で前後を入れ替えていれば、もう少し均等に使えた可能性はあります。

ただ、購入から約7年経過していることも考えると、今からローテーションするより、前後とも状態を見ながら交換を検討する方が安心です。

摩耗の進み方については、走行距離や体重、荷物、空気圧、路面環境によって変わります。

約2,500kmという数字だけで、寿命が短い、長いと判断するのは難しいです。

今回の使用環境では、

リアのセンターが先に減り、フロントにはまだ余裕がある

という結果になりました。

どんな人に向いているか

WTB Byway 650×47は、速さを最優先するタイヤではありません。

その代わり、太いタイヤならではの快適性と安心感があります。

特に向いていると思うのは、次のような人です。

  • 片道10km程度の通勤で使う
  • 登り坂が少ない
  • 舗装が少し荒れている
  • 段差や継ぎ目を気にせず走りたい
  • スピードより乗り心地を優先したい
  • 太いタイヤとスキンサイドの見た目が好き
  • クロモリフレームに似合うタイヤを探している

片道10km程度で登り坂が少なければ、発進や登りの重さはそこまで大きな欠点にならないと思います。

むしろ、

気楽に走れて、見た目も気に入っている

という満足感の方が大きくなりそうです。

荒れた舗装路や段差の多い通勤ルートでも、47Cの太さは大きなメリットになります。

一方で、

  • 舗装路だけを長距離走る
  • 信号やアップダウンが多い
  • 発進や再加速の軽さを重視する
  • 平均速度を上げたい

という人には、もう少し細く軽いタイヤの方が合う可能性があります。

自分の通勤では少し用途が変わってきた

約7年前にBywayを選んだときは、速さよりも見た目と快適性を重視していました。

その選択自体は間違っていなかったと思います。

実際、乗り心地はよく、Stragglerとの見た目の相性にも満足しています。

ただ、片道約25kmの自転車通勤を続けるようになり、タイヤに求めるものが少し変わりました。

今は、快適性を残しながら、

  • 発進をもう少し軽くしたい
  • 登りの負担を減らしたい
  • 舗装路での巡航を楽にしたい

と考えるようになっています。

Bywayが悪いというより、使い方が変わったことで、自分に合うタイヤの条件も変わってきたという感覚です。

まとめ

WTB Byway 650×47を、SURLY Stragglerで約2,500km使用しました。

良かった点は、

  • 47CとスキンサイドがStragglerによく似合う
  • 細かな振動が少なく、乗り心地がいい
  • 段差を過度に気にせず走れる
  • 舗装路でも太さのわりにはよく転がる
  • 下りやコーナーで不安を感じない
  • 約2,500kmでパンクは1回だけ

というところです。

一方で、

  • 発進や再加速では重さを感じる
  • 登りでは軽くない
  • 舗装路中心の往復50km通勤には少し太すぎる
  • リアのセンター部分はかなり摩耗している

という点が気になりました。

自分の評価を一言でまとめるなら、

舗装路でも意外と走れる、快適性の高いタイヤ。
ただし、片道25kmの長距離通勤では47Cの重さが気になった。

という感じです。

片道10km程度で登り坂が少なく、見た目や乗り心地を重視するなら、今でも十分に選択肢になります。

反対に、舗装路中心で長距離を走り、発進や登りの軽さを重視するなら、もう少し細いタイヤの方が合うかもしれません。

今後は700CホイールにContinental Grand Prix 5000 32Cを装着し、現在の650B×47Cと比較する予定です。

速度だけでなく、

  • 心拍数
  • 風向きと風速
  • 疲労感
  • 発進や登りでの感覚

も記録しながら、

47Cの快適性を手放してでも、700Cへ変更する意味があるのか

を確認していきます。

※この記事で使用しているタイヤは約7年前に購入したものです。現在販売されている製品とは、仕様や価格が変更されている可能性があります。

今後は700CホイールにContinental Grand Prix 5000 32Cを装着し、現在の650B×47Cと比較する予定です。

もあわせて読んでもらえると、今回のタイヤレビューとのつながりが分かりやすいと思います。